論文から学ぶ

若者と若者政策ースウェーデンの視点

2010年にスウェーデンとトルコの青少年担当部局の協同作業の一環として、EU加盟を控えるトルコに対して、スウェーデンの若者政策の概要を伝えるために作成した、『Youth and Youth Policy – A Swedish Perspective』を翻訳したものである。スウェーデンの若者政策の原点から理解することができる。

フィンランド若者法(試訳)

フィンランドの「若者法」の試訳である。ユースワークを牽引するフィンランドにおいて、若者政策の目的や定義などを知ることができる。

第一回欧州ユースワーク大会宣言

2011年の第一回欧州ユースワーク大会における宣言を訳出したものである。欧州という枠組みにおいて、ユースワークの持つ価値を確認した上で、ユースワークを充実させる方策を提案し、欧州の若者政策に位置付けていく文書である。

意見をもとう!―『地方・地域生活への若者参加に関する欧州憲章(改正版)』の手引き―

2003年5月に欧州評議会地方自治体会議によって採択された「地方・地域生活における若者の参加に関する欧州憲章(改正版)」を実践に活かすために、若者、ユースワーカー、自治体等に向けて作成された手引きである。

若者の社会参加・シティズンシップ形成をめぐる現代的課題

若者世代を取り巻く現状と歴史を、先進社会共通の視点と日本社会特有の視点から概観している。そして、若者が抱えさせられている問題を明らかにし、若者「支援」施策について検討している。

成人期への移行の実態と移行保障

EUにおける「成人期への移行過程」に関する研究を踏まえ、EUの政策について概観している。その上で、日本の実態と今後の課題を検討している。

サリ・ホイラ 「フィンランドのユースワーク」

2010年-2013年に、フィンランドとエストニアが共同で行った、プロジェクトMIMOの成果をまとめた冊子Moving In! Art-Based Approaches To Work With The Youth(Krappe Et Al., 2012)を翻訳したものである。

日本における成人期への移行モデルと若者政策

家族と仕事の在り方の変容を基に、日本の成人期への移行についての課題を挙げている。成人期への移行期間の課題から、政策について提言している。

EU若者政策にみるユースワークの基盤形成過程の変容

ヨーロッパにおけるユースワークの基盤形成過程の変遷を、欧州ユースワーク大会 宣言を手掛かりに論じている。ユースワークの共通の基盤を構築することの困難さが課題であることを指摘しながらも、ユースワークの定義と、関連する諸課題を網羅的に扱い、欧州の国際レベルにおけるユースワークの基盤づくりなどを理解することができる。

ユースサービスの方法とユースワーカー養成のプログラム開発

2003年に、立命館大学と京都市ユースサービス協会の共同研究によって、ユースワーカーの養成プログラムが始まった。本稿では、ユースワーカーの養成に関する議論の背景から、近接する学問領域との違い、そして現状を概観し、ユースワーカーを養成するプログラムも重要性を検討している。

YECわかもの白書(2011.4.25改訂版)

YEC(若者エンパワメント委員会)のこれまでの 活動で積み上げてきたものを白書という形でまとめたものである。ユースエンパワメントの理解や支援をさら に広げ、様々な人の役に立てることを目的に、①静岡の若者の意識調査、②基調講演録、③スウェーデンの視察報告が掲載されている。

まちの跡取りの育てかた​

ワークブック。シティズンシップ教育プログラムの考え方とプログラムの展開の方法、実施した際の声などが掲載されている。

ワークブック。シティズンシップ教育プログラムの考え方とプログラムの展開の方法、実施した際の声などが掲載されている。

社会のオーナー意識を育むシチズンシップ教育に取り組む川中さんのインタビュー記事である。シチズンシップ教育と投票年齢が18歳へ引き下げられたことを絡めて、話は進む。

第二回欧州ユースワーク大会宣言ー新たな世界を創り出すー(翻訳)

欧州各地で多様な実践が展開するユースワークの共通基盤を探求することが主題の第二回欧州ユースワーク大会の決議文書である。欧州におけるビジョンの全体像を描き、ユースワークは生活必需品だと結論付ける。

『フィンランド2017年若者法』(試訳)

2017年のフィンランドの若者法の全面改正を受けて、改めて、訳出したものである。2006年の同法と対比しつつ、2017年版の特徴が読み取れる。